To fly by yourself
地上講習テキスト
ギア解説
キャノピー (パラシュート) |
パラシュートの本体部分をキャノピー(屋根)という。 鯉登りの尾をふさいだ形をしたセルまたはチェンバーを7組又は9組つないだもので、長方形をしている。 キャノピー(パラシュート)の前側をリーディング・エッジ、後側をトレーリングエッジと呼ぶ。 |
メイン・キャノピー (メイン・パラシュート) |
通常使うパラシュートである。ナイロンで出来ていて、熱や引っ掛けに弱いので引きずったりしないようにする。四角形のスクエア型(ラム・エアパラシュートとも呼ばれている)が主流。 |
リザーブ・キャノピー (リザーブ・パラシュート) |
いわゆる2個目(予備)のパラシュートである。 ラウンド型(丸型)とスクエア型が使われているが、飛行機及びセールプレーン以外スクエア型が主流になっている。 |
サスペンションライン | パラシュートのセル部分とライザーをつないでいるラインで、単にラインと呼ばれる。サスペンションラインによってパラシュートの形を保つ。 |
リザーブスタティックライン | ![]() |
ディプロイメントブレーキ | パラシュートを畳む(パック)する時スクエアパラシュートではいつでもブレーキのかかった状態でパックされている。 パラシュートのオープンが毎回安定するようにブレーキの位置が決められている。従って、パラシュートがオープンする度に毎回ディプロイメントブレーキをはずさなければいけない。 |
ステアリングライン (コントロールライン) |
パラシュートのトレーリングエッジの左右につけられたラインで端にトグルという握り手が付いている。これを引き下げることにより、パラシュートの進行方向や沈下スピードを変化させる。 |
トグル | ステアリングライン(コントロールライン)に接続されている握り手で、左右のトグルを上下させて、パラシュートのコントロールを行う。パラシュートをパック(畳むこと)する時は、ディプロイメントブレーキ(トグルを半分位引いた)状態にセットされる。 |
スタビライザー | パラシュートの左右の端(エンドセル)の下に取り付けられ、三角形(フレア型)をしている。パラシュートの横方向の安定を保つ。 |
スライダー | ハンカチのような長方形で、四方にグロメット(鳩目)の穴が開いている。この中をサスペンションラインとコントロールラインが通っている。パラシュートのオープンショックを和らげる目的で作られている。 |
ライザー | フロントライザーとリアライザー左右各2本づつ、合計4本から成る。 パラシュートのラインとコネクターリンクにより接続され、ハーネスには3リングを介して接続される。 カッタウェイハンドルの操作によりハーネスから分離できる。 トグルの故障などで、トグルによるコントロールができない時はリアライザーでコントロールすることができる。 |
パイロットシュート | ![]() |
メインディプロイメント・バッグ (バッグ) |
メインパラシュートが畳み込まれており、パイロットシュートによりバッグが引き上げられ、ラインが完全に張った状態になってから、メインパラシュートがバッグから出るような仕組みになっている。パラシュートが正常な展開をするためのバッグ。 |
コンテナ | メイン及びリザーブパラシュートが収納され、ハーネスにより体に固定される。 |
ハーネス | チェストストラップ(胸帯)、レッグストラップ(股帯)などから構成され、コンテナを体に固定する。メイン及びリザーブリップコード、A.A.D.(自動作動装置)、カッタウェイハンドルが装着される。 |
A.A.D.(自動作動装置) | ![]() 精密機械の為、衝撃を与えないよう注意する。 |
メインリップコード | ![]() ※写真上:クローバー型ハンドルの物がメインリップコードです。 ※写真下:D型ハンドルの物がリザーブリップコードです。 |
カッタウェイハンドル | ![]() |
アルチメーター(高度計) | ![]() 精密な計器の為、取り扱いに注意する。 |
ゴーグル | ![]() |
ジャンプスーツ | ![]() |
シューズ | 簡単に脱げないもの。ひもでしばるタイプがよい。登山靴のようにフックがついているものや、突起があるものは適さない。ジョギングシューズのような物でよい。 |
ヘルメット | ![]() |
グローブ | 手を保護し、防寒の役目もある。 |
ラジオ(無線機) | スチューデントのパラシュートを誘導する場合に用いる。 |