Skydiving License
スカイダイビングのライセンスについて
USPAライセンス
A.背景
- 1.ライセンス条件は、各スカイダイバーが経験を積むことで得られる知識と技術の発達を促すことを目的としている
- 2.全てのFAI加盟国で認められるUSPAライセンスは、定められた経験と技術が達成されたことを示す公式書類となる
- 3.ライセンスは、達成すべきゴールとして、また安全性と楽しみのために必要な知識と技術を得るためのガイドラインとして、価値のある教育ツールである
- 4.USPAライセンスの権限
- a.
アメリカ合衆国パラシュート協会(USPA)は、全米飛行家協会(NAA)と国際航空連盟(FAI)によって、国際的に認められたスポーツのライセンスを発行することを認められた
- b.ライセンスは技術、知識そして経験に基づいて発行され、達成のレベルによってランク付けされる
B.ライセンスのための一般的な条件
- 1.USPAライセンスは、その保持者がUSPA会員である間有効となり、その他の更新条件はない
- 2.USPAライセンスは、全てのFAI加盟国で有効であり、有効な間はFAI加盟国で行われるスカイダイビング種目に参加する権利が与えられる
- 3.USPAはそのライセンスの条件を満たしたUSPA会員にだけライセンスを発行する
- 4.BSRsに沿った軍のトレーニングジャンプの間に与えられたライセンス資格は、そのUSPAライセンス申請書に適切に記録され、適切なUSPA職員によって確認される
- 5.トータルフリーフォール時間は、フリーフォールとドローグフォール時間を含むと定められる
- 6.USPA委員会によって認められたとき、または既存のUSPA委員会の指令に従って、USPAライセンスは拒否、保留または取消しされることがある
C.ライセンスとレーティングのためジャンプを記録する
- 1.資格の証拠として、スカイダイビングは
- a.その時点で有効なUSPAの必要条件に一致しなければらない
- b.読みやすく年代順に記録され、以下の情報を含む
- (1)ジャンプナンバー
- (2)日付
- (3)場所
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- (4)エグジット高度
- (5)フリーフォールの長さ(時間)
- (6)ジャンプのタイプ(フォーメーションスカイダイビング、フリーフライ、キャノピーフォーメーション等)
- (7)ターゲットからのランディング距離
- (8)使った装備
- (9)確認の署名
D.アプリケーションの確認
- 1.経験の証明:証明する当局者は、ジャンプ回数とフリーフォール時間が正しいこととライセンスのための必要条件を満たしていることを確認しなければならない
- 2.技術の証明:ジャンプナンバー、スコア、完成の日付は、現USPAインストラクター、S&TA、I/EまたはUSPA委員会のメンバーのイニシャルを必要とする
- 3.知識の証明:B,Cライセンスでは、証明する当局者は申請書に試験のスコアを記録しなければならない
- 4.署名の証明:全てのライセンスの申請書は、USPA本部に申請書が提出される前に、適切な当局者(このセクションに記載されている)により署名されていなければならない
- a.USPAインストラクターはA、B、Cライセンスを証明する
- b.S&TA、I/EとUSPA委員会メンバーはどのライセンスでも証明する
E.ライセンスの特権と必要条件
Aライセンス
- 1.USPAのAライセンス保持者は、監督なしでのジャンプ、自分のメインパラシュートのパック、基本のグループジャンプに参加、ウォータージャンプができる
- a.25回のジャンプ
- b.USPA Aライセンスプロフィシェンシーカードの全ての条件を完了
- c.少なくとも2人以上参加の5回のグループフリーフォールジャンプ
- d.USPAAライセンスプロフィシェンシーカードまたはUSPAAライセンスプログレッションカード(ISP)に署名と公式スタンプを受ける
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Bライセンス
- 2.USPAのBライセンス保持者は、Aライセンスの全ての特権を行使、またナイトジャンプができ、100回のジャンプでUSPAコーチを受ける資格が得られる
- a.USPAのAライセンス
- b.以下を含む50回のジャンプを完了
- (1)30分のコントロールされたフリーフォール時間
- (2)ターゲットの10メートル以内へのランディングが10回
- c.エアーでのパフォーマンス条件
- (1)18秒以下のフリーフォール中に個人のマニューバー(左360度、右360度、バックループ、左360度、右360度、バックループ)を実行する能力を示す
- (2)または、10回のグループフリーフォールジャンプで計画されたフォーメーションの成功
- d.SIMの手順と一致したフル装備でのウォーターランディングトレーニングの書類
- e.現在のUSPAインストラクター、I/E、S&TA、USPA委員会メンバーによって行われる筆記試験に合格
Cライセンス
- 3.USPAのCライセンス保持者は、Bライセンスの全ての特権を行使でき、USPAインストラクター(USPAタンデムインストラクターを除く)を受ける資格が得られ、特定のデモジャンプに参加でき、USPAタンデムインストラクターのトレーニングと更新のジャンプでパッセンジャーになれる
- a.USPAのBライセンスの現在の全ての条件を満たしている、またはBライセンスの保持
- b.60分のコントロールされたフリーフォール時間を含む200回のジャンプの完了
- c.ターゲットの2メートル以内へのランディングが25回
- d.エアーでのパフォーマンス条件
- (1)フリーフォール中に18秒以内で、バックループ、フロントループ、左360度ターン、右360度ターン、右バレルロール、左バレルロールを実行する
- (2)8-way以上のスカイダイブで2ポイント以上取る
- e.現在のUSPA I/E、S&TAまたはUSPA委員会のメンバーによって行われた筆記試験に合格
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Dライセンス
- 4.USPAのDライセンスの保持者は、Cライセンスの全ての特権を行使でき、全てのUSPAレーティングを受ける資格を得られる
- a.USPAのCライセンスの現在の全ての条件を満たしている、またはCライセンスの保持
- b.3時間のコントロールされたフリーフォール時間を含む500回のジャンプの完了
- c.2回のナイトジャンプ(1回はソロ、もう1回はグループで)で20秒のフリーフォール
- (1)USPAのDライセンスを持っているUSPAインストラクターから前もってナイトジャンプトレーニングを受けたという証明と共に
- (2)USPAのBSRsに従って、S&TAのアドバイスと共に
- d.現在のUSPA I/E、S&TAまたはUSPA委員会のメンバーによって行われたDライセンスの筆記試験に合格
F.制限されたUSPAライセンス
- 1.身体障害のような極端な状況で、全ての定められたライセンスの条件を満たすことができない申請者にUSPAの制限付ライセンスが発行される
- 2.制限付ライセンスへの資格がある人は(以下の全て)
- a.Safety & Training委員会に、以下を含む嘆願書を提出
- (1)要求するライセンスのタイプ
- (2)満たすことができない条件の特定
- (3)ライセンス条件に従うことを妨げる状況
- (4)制限された活動を除いて、ライセンス申請書の完成
- b.嘆願書のこれらのリストを除いて、希望のライセンスの条件を全て満たすこと
- 3.各々の申請は、全く先例なしで、個々にその価値を考慮される
- 4.制限付のライセンス番号には文字「R」が続く(例えばC-11376R)
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