AFF卒業後、単独で飛ぶことは可能ですが、インストラクター以外のスカイダイバーと複数で一緒にスカイダイビングを行うには、Aライセンス(スカイダイビングでは初級のライセンス)を取得しなければなりません。単独でスカイダイビングが出来ますが、インストラクターによる間接監督の基で実施されなければなりません。
Aライセンスの取得
Aライセンス(スカイダイビングの初級ライセンス)を取得するには、AFFからさらに一歩進んだトレーニングが必要です。このトレーニングをRWインストラクションといいます。
AFFを卒業したスカイダイバー(これからはスチューデントではなく、スカイダイバーと呼びます)はインストラクターやコーチから指導を受けながら、RWインストラクションというトレーニングジャンプを行います。このRWインストラクション中に、他のスカイダイバーと一緒にスカイダイビングするために必要なスキルを習得してAライセンス取得に向けて練習していきます。
RWインストラクション
これらの技術はAライセンス取得のための必修項目で、ほとんどのスカイダイバーは、AFF卒業後、Aライセンス取得に向けて練習を行っていきます。Aライセンス取得にあたって最低25回以上(AFFで行なったジャンプも含めます)のスカイダイビングが必要要件ですが、求められるスキルを身につけるには、卒業後も目標を明確にしてスカイダイビングし続けることが肝心です。ただし、この間は、単独でジャンプすることもできる上に、必要に応じてコーチやインストラクターと一緒に飛んで課題の評価を受け、与えられた課題をソロジャンプで練習する事ができます。
また、スカイダイビングで使用する装備の基本的なメンテナンスの知識を身につけなければなりません。自分が使うパラシュートのパック(畳む事)を練習します。パラシュートのパックはリガー(パラシュート整備士)から許可をもらうまで、練習を続けます。