Tandem Skydiving

[タンデムスカイダイビング]スカイダイビング体験の第一歩 

タンデムスカイダイビング

タンデムスカイダイビング
体験スカイダイビング・体験ジャンプと言われることが多いようですが、正式にはタンデムジャンプ(タンデムスカイダイビング)と言います。
タンデムとは2人乗りの事です。2人1組で、お腹と背中がくっ付いた状態で、2人が腹這の姿勢で空中を落下します。下(地面に近い方)が体験スカイダイビングをする人(パッセンジャー)で上がインストラクターです。
2人がくっついているため、1人で落下するのと比べ、空気抵抗に対しての重量が多くなります。同じ空気抵抗で重量が増えるので落下の速度が速くなってしまいます。落下の速度が速いと、パラシュートを開く瞬間に人や機材に大きな負担が掛かります。この負担をかけない為に、タンデムはドローグシュートと言う減速用の小さなパラシュートを航空機から飛び出してからすぐに開きます。このドローグシュート(減速用パラシュート)を使用する事によって、1人でスカイダイビングをするのと同じ程度の降下速度を維持できるのです。 初期のタンデムスカイダイビングは、減速用パラシュート(ドローグシュート)を使っていませんでした。その為パラシュートが壊れたりしたので、このドローグシュートが考案され、現在ではすべてのタンデム用のパラシュートに装備されています。
また、この装備を使ってスカイダイビングを行うスカイダイバー(タンデムインストラクター)の資格については特別な免許として別個に設定しています。

タンデムスカイダイビングのインストラクターの装備

2人用パラシュート装備(タンデムギア)の背負う面
2人用パラシュート装備
(タンデムギア)の背負う面
重さは約20Kg。2人乗りのメインパラシュート(普段使うパラシュート)と2人乗りのリザーブパラシュート(予備のパラシュート・非常の場合に使います)が入っています。一人用のパラシュートの2倍以上の重さです。
リザーブクロージングピンとAAD(自動作動装置)のコントロールユニット
リザーブクロージングピンと
AAD(自動作動装置)の
コントロールユニット
毎回背負う前のギアチェックの際に確認します。AADは液晶の“0“を、クロージングピンはループから抜けかかっていないか、ループは切れかかっていないか等をチェック。 タンデムのAAD(自動作動装置)は通常のセッティングだと、スウィッチオンした地点の上空1900ft(580m)に達した時に降下スピードが秒速35mを越えている場合、リザーブのクロージングループをカットしてリザーブを開傘させます。
左サイドの3リングとリザーブハンドル
左サイドの3リングと
リザーブハンドル
リザーブハンドルがメインリフトの外側に位置します。通常の1人用の装備のリザーブハンドルは、内側を向いて装備されていますが、タンデム用は向きが大きく異なります。フロントに体験者(パッセンジャー)を抱えるためインストラクターが作動し易いような位置にあります。
右サイドの3リングとカッタウェイハンドル
右サイドの3リングと
カッタウェイハンドル
リザーブハンドル同様メインリフトの外側に位置します。これもフロントに体験者(パッセンジャー)を抱えるためインストラクターが作動し易いような位置にあります。
右サイドドローグリリースハンドルとそのハウジング
右サイドドローグリリース
ハンドルとそのハウジング
約4、50秒のフリーフォールの後、通常左右どちらかのドローグリリースハンドルを引くことによりドローグがフックポイントから外れメインパラシュートが開きます。また金属のハウジングはジョイント部で分割されており、万が一ブライダル等がハウジングの内側を通ったとしても確実にドローグがリリースされるようになっています。
左サイドドローグリリースハンドルとそのハウジング
左サイドドローグリリース
ハンドルとそのハウジング
約4秒から50秒のフリーフォールの後、通常左右どちらかのドローグリリースハンドルを引くことによりドローグがフックポイントから外れメインパラシュートが開きます。
サイドアタッチメントポイント(左)
サイドアタッチメント
ポイント(左)
円状の金具は5000lbs(2270kg)の強度を持ちコンテナとパラシュートをつなぐ金具としても用いられています。白いナイロンチューブは4000lbs(1810kg)の強度でMIL-W-5625に掲載されています。
ドローグ
ドローグポーチに
収まった状態のドローグ
イグジット後数秒の間に右手でこのオレンジ色の筒状のハンドルをつかんで勢いよくタンデムペアから出来るだけ離れるように放り投げます。

パッセンジャーハーネスの装着方法

タンデムジャンプ(体験スカイダイビング)の場合、パッセンジャーはパラシュートが付いていない「パッセンジャーハーネス」を装着します。沢山のベルトと金具が付いています。インストラクターが調整をして正しく装着してくれます。体にフィットしますので、窮屈ではありません。このハーネスによって空中のフリーフォールが快適なものとなります。パラシュートが開く時のショックも少なくなるように工夫が凝らされています。
タンデムインストラクター正面図
タンデムインストラクター
正面図
タンデムマスターがギアを正しく背負った状態です。
パッセンジャー Front & Back
パッセンジャー
Front & Back
パッセンジャーがハーネスを正しくセッティングして装着した状態です。
チェストストラップ(胸帯)の通し方
チェストストラップ(胸帯)
の通し方
金具の中央のスライダーを巻くように通します。端部の処理も綺麗に。
サイドアジャスタの調整
サイドアジャスタの調整
トップアタッチメントコネクタの位置を決め、次にパッセンジャーの方の腰骨の下にレッグストラップの金具が位置するようにメインリフトの長さを調整します。

パッセンジャーの姿勢

航空機から飛び出してから、安定するために 次のような姿勢を練習します。
水平姿勢
水平姿勢
航空機から飛び出してから、安定するために、飛び出した瞬間に、足は閉じて膝から折り、かかとがおしりに付くくらいに曲げる。絶対に膝を前に抱えないようにします。数秒後、安定した後は手は自由に、足は折ったままフリーフォールします。自由にした手でタンデムマスターの手をつかまないように注意してください。
膝立ち姿勢
膝立ち姿勢
腰を突き出した安定姿勢。「海老ぞり」といいますが、海外では「バナナ」と言ったりします。弓なりの姿勢。
イグジットの時の手の位置
イグジットの時の手の位置
航空機から飛び出してから、安定するために、手は両サイドの胸のベルトをしっかりつかみ、できるだけ肘を後ろにそらし胸を張るようにしてください。

タンデムスカイダイビングの撮影

タンデム(二人乗り・体験ダイビング)の撮影は、カメラマン(スカイダイビングフォトグラファー)による撮影と、タンデムマスターの手に固定されたカメラによる撮影(インストラクター手カメ撮影)があります。
カメラマンによる撮影
カメラマンによる撮影
タンデムスカイダイビングを撮影する為に、スカイダイバーが1名、カメラマンとして、そのタンデムと一緒に飛び降り、フリーフォールを撮影します。安全の為1回のスカイダイビングで1組のタンデムしか撮影出来ません。 ※タンデムパッセンジャー、タンデムマスター、カメラマン3名が1組となって航空機から飛び降ります。 専属のカメラマンによる撮影のため、いろいろな角度や距離からのダイナミックな映像の撮影ができます。また、装備によってビデオのみ、写真のみ、またその両方の撮影が可能です。撮影は飛行機から飛び降りて、パラシュートを開くまでの間と、着地の撮影になります。カメラマンはタンデムのパラシュートが開くまで撮影を行い、タンデムのパラシュートが開いた後にパラシュートを開きます。カメラマンのパラシュートはタンデムよりも低い高度で開く為、タンデムのパラシュートに近づいて撮影することはできません。カメラマンはタンデムよりも早く地上着地して、後から降りてくるタンデムの着地の撮影を行います。
カメラマンはタンデムパッセンジャーに衝突しないようにコントロールしたり、安定を保つ訓練を積んで、タンデムスカイダイビングの安全を確保しながら撮影を行います。
パソコンや携帯電話の普及により動画や静止画を扱うシーンが増え、タンデムスカイダイビングのような非日常の体験をビデオや写真に残す人気が高まってきています。
カメラマンによる撮影
タンデムマスターの手に固定されたカメラによる撮影(インストラクター手カメ撮影)
手カメと呼ばれるもので、カメラをしっかり固定できる専用の手袋を使用して、タンデムマスターの手にカメラを固定し、パッセンジャーを撮影しながらスカイダイビングを行います。この撮影は、タンデムマスターがカメラマンを兼ねるので、通常のタンデムと同じく2名1組で航空機から飛び降ります。手に付けているカメラの撮影の為、カメラとパッセンジャーの距離が取れず少し歪んだ画面になります。また、離れた所から全体を撮影することはできません。撮影はビデオのみとなります。専用のカメラマン付きの撮影と違い、 パラシュートを開いた後も撮影することができます。落下中も、パラシュートを開いた後も、航空機を飛び出して着地するまで全ての撮影が可能です。 通常タンデムインストラクターは両手両足をフルに使って安定を保ちますが、カメラ撮影で片手に成約を持たせる分、アンバランスになります。こうした不利な点をカバーしつつパッセンジャーの安全を確保するために日ごろから訓練しているインストラクターが行います。

カメラマンによる撮影、タンデムマスターの手カメによる撮影、その2つの同時撮影も可能です。

こちらはカメラマンによる撮影サンプルです。
こちらはインストラクターによる撮影サンプルです。
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